「あれ?そういえばタバコ吸いたいと思わなくなったなぁ」
そう思えたのは、ある本との出会いがきっかけでした。
私はもともと1日30本吸うヘビースモーカー。
お金がもったいない。健康に良くない。
そんなことは頭では分かっていました。
でも、気がついたら手にはすでに火のついたタバコがあって、吸ってしまっている。
禁煙に挑戦するたびに「またダメだった」と自己嫌悪に陥っていた私が、どうして禁煙に成功できたのか。
その過程を、同じように悩んでいるあなたに向けてお話しします。

子どもが生まれて、初めて「やめよう」と思えた
最初の転機は、長男が生まれたときでした。
「この子のそばでタバコを吸いたくない」
妻のひと言がきっかけで、本気で禁煙を決意。
約1年間、タバコを吸わずに過ごすことができました。
火をつけるという行為そのものが習慣なのだと思い、紙巻きタバコからアイコスに変更。
さらに「煙を出すことがダメなのでは?」と考えて、アイコスからプルームテックへ。
最後はガムで気を紛らわせながら、少しずつ「吸う」習慣から離れていきました。

でも、また戻ってしまった
仕事中、誰かが差し出すタバコ。
「断るのも悪いし、1本だけなら…」
その“たった1本”が、再び喫煙生活に逆戻りするきっかけでした。
依存の恐ろしさを、身をもって体験した瞬間です。
気づけば、会社の喫煙ルームに通う日々が戻ってきていました。
そのまま1年が経ち、今度は長女が誕生。
「またやめたい」でも、「また失敗するかも…」
そんな思いが頭の中をぐるぐる回りながら、時間だけが過ぎていきました。

出会ったのは「リセット禁煙」
そんなときにYouTubeで出会ったのが、ある1冊の本。
『リセット禁煙』というタイトルで紹介されていた本の要約動画です。
「まずタバコの正体を知るところから始めよう」
そう語るその動画に、私は釘付けになりました。
依存の仕組みを知らずに禁煙することは、穴の空いたボートの上で、必死に水を掻き出しているようなもの——。
本当に禁煙したいなら、まず“ボートの穴”を塞がなければならない。
私はすぐに本を購入しました。
「吸いながら読んでください」
本の冒頭には、驚きの一文が。
「この本は、タバコを吸いながら読んでください」
衝撃的な導入でしたが、読んでいくうちにその理由が分かりました。
この本は「我慢の禁煙」ではなく、「納得の禁煙」を目指していま。
・ニコチンは、体から3日で抜ける。
・その後にやってくる「吸いたい!」という気持ちは、ただの“幻”。
私はその幻を「おばけ」と名付けることにしました。

おばけと仲良くなれたら、禁煙はうまくいく
吸いたくなったら、こう声に出しました。
「びっくりしたー!おばけが来たー!」
そうやって、冷静に受け流すことで自分を責めずに済みました。
それまでの私は、吸いたくなった瞬間に「また失敗するかも」と不安でいっぱいになっていました。
でも、この時は違います。
「これはニコチンが作り出してる幻覚だ」
そう理解していたからこそ、落ち着いて向き合えたのです。

禁煙が「家族との時間」を変えた
タバコを吸っていた頃は、外出中も夕食のあとも、何かと理由をつけて1人で外に出ていました。
でも、禁煙してからはその必要がなくなりました。
「ちょっと一服」がなくなった分、子どもと過ごす時間が増えました。
さらに、副業や自己投資にお金を使えるようになりました。
禁煙グッズの力も借りました
もちろん、禁煙の最初の数日は辛いものです。
口寂しさを紛らわせようとガムを噛んでいた時期もありましたが、虫歯になった経験があるため、それは避けたい。
代わりに、コンビニで買ったニコチン・タールゼロの電子スティックを使用。
ミント系の水蒸気が出るタイプで、1本1,000円。
思い切って5本まとめて買い、ひたすら吸って乗り切りました。
そのおかげで、ニコチンが抜ける「魔の3日間」も無事クリアできました。
あれから3年。今でも吸いたくない理由
長女が生まれてから始めた禁煙も、気づけば3年が経ちました。
今ではその娘も3歳。さらに次女も生まれ、にぎやかな日々を過ごしています。
もし、あのままタバコを吸い続けていたら——。
家計にも、健康にも、そして家族との時間にも大きなダメージがあったと思います。
でも今は違います。
タバコを吸いたいと思わない「自分」がここにいます。

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あなたにもきっとできます。
過去に何度失敗していても、最後の1回が成功すればいい。
そんな気持ちで、一歩を踏み出してみてください。
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